places.sqlite の最適化 & 再作成

流行?

places.sqlite の減量を実行してみました。動作環境は Windows XP SP3、Firefox 3.0.7 及び Firefox 3.1 beta 3 です。

SQlite の導入

SQLiteコマンドラインユーティリティを導入します。SQLite Download Page へアクセスし、"Precompiled Binaries For Windows" の項の一番目 (説明に "A command-line program for accessing and modifing SQLite databases." と記載されているもの) をダウンロードします。
2009/03/28 の時点では sqlite-3_6_11.zip が最新版でした。
ダウンロードしたものを解凍すると、sqlite3.exe という実行ファイルがあると思います。この sqlite3.exe を任意の場所に保存します。ここでは C:\Program Files\sqlite に保存するとしましょう。

次に、Path を通します。

  1. Windows ロゴ キー + Break で "システムのプロパティ" ダイアログ ボックスを表示します。
  2. "詳細設定" タブへ移動します。
  3. 環境変数をクリックして、環境変数のダイアログ ボックスを開きます。
  4. システム環境変数の項にある、Path 変数の値の末尾へ下記のように追記します。
;C:\Program Files\sqlite

上記の方法で追記するのが面倒な場合は、Path を GUI で編集できる Redmond Path というソフトを試してみてはどうでしょうか。

最適化&再作成する

まず、Firefox を終了させます (Firefox.exe プロセスが終了するまで待つこと)。
その後、コマンドプロンプトを起動 (windows キー + R で "ファイル名を指定して実行" ダイアログ ボックスを開き、cmd と入力し、実行) して、cd コマンドで Firefox プロファイルへ移動します。下記のプロファイル名は例です。ご利用中の環境に合わせて、変更してください。

cd %APPDATA%\Mozilla\Firefox\xxxxxxxx.profilename

places.sqlite のバックアップを任意の場所にとります。下記の例ではデスクトップに保存します。

copy /v /-y places.sqlite "%HOMEPATH%\デスクトップ\places.sqlite.bak"

sqlite3 の vacuum & reindex コマンドで、最適化 & 再構成を実行します。時間は掛かりません。すぐに終わります。

sqlite3 places.sqlite vacuum
sqlite3 places.sqlite reindex

これで、places.sqlite の最適化 & 再構成は完了です。

当方の環境では

places.sqlite
5.94 MB (6,230,016 バイト) から
2.94 MB (3,092,480 バイト) へ減量しました。
肥大化し過ぎですね。減量実行後、ロケーションバーがキビキビ動くようになりました。
しかし、ロケーションバー以外では他の要因に依存するようで、体感できる程の変化はありませんでした。