Evernote クライアントの「NeverNote」を Ubuntu で試す

あまり、Evernote 使っていませんが…

NeverNote ロゴ

でもね、よく見かけるんですよ。「wine で Windows 用の Evernote クライアントを動かす」って記事。そんな折り、ふと思い出したのがコレ
Evernote クローンのNevernote を試す - matoken’s meme -hatena-
ブックマークはしていたんですが… それっきりでした。
「みんなこれで Evernote すればイイじゃん!!」というわけで、まずは自分で試してみることに。
先に結論を言っておくと…導入には成功しましたが、常用には至りませんでしたorz 以下、作業ログということで…

準備

Evernote クライアントのクローンである「NeverNote」を動かすには下記の条件を満たす必要があります。

  • Java 1.6 以降
  • QT Jambi 4.5 以降
  • NeverNote 本体

Java 1.6 については、デフォルトで入っているはずなのでここでは省きます。

QT Jambi の導入

まず、QT Jambi とは何なのか? よく分からないのですが… QT の Java バインディングだそうです。*1
バージョンがより大きいものもあるようですが、今回は無難に 4.5.2_01 を導入します。

QT Jambi バイナリ (400px)

http://qt.nokia.com/downloads の最下部にある「Qt Jambi 4.5.2_01Binary for Linux/X11 32-bit」をダウンロードします。ダウンロードが完了したら、所定の場所*2へ展開させます。ダウンロードディレクトリで

% tar xzf qtjambi-linux32-lgpl-4.5.2_01.tar.gz -C ~/
% mv ~/qtjambi-linux32-lgpl-4.5.2_01 ~/qtjambi

これで Qt Jambi の準備は完了です。

NeverNote 本体の導入

NeverNote バイナリ

バイナリは Evernote 上で公開されています。Evernote shared notebook: から最新版をダウンロードします。私が試したときは nevernote-0.89.tar.gz でした。ダウンロードディレクトリで

% tar xzf nevernote-0.89.tar.gz -C ~/
% mv ~/nevernote-0.89.tar.gz ~/NeverNote

ここで、環境によっては ~/NeverNote/nevernote.sh の編集が必要になります。私の場合は既定値に合うように導入したので編集は不要でした。
ちなみに、編集箇所は8〜11行目

NEVERNOTE=$HOME/NeverNote
JAMBI_LOCATION=$HOME/qtjambi
JAMBI_VERSION=4.5.2_01
JAMBI_PLATFORM=linux32-gcc

これで完了です。

NeverNote

~/NeverNote/nevernote.sh を実行すると NeverNote が起動します。

アカウント設定

NeverNote アカウント設定

Edit > Preferences で設定画面が開きます。その Connection タブでアカウントの入力が出来ます。

the index thread has died.

暫く使っているとポップアップでエラーメッセージようなものが出力されます。
フォーラムに全く同じ症状の報告・解決方法がありました。
問題を解決するには、~/NeverNote/nevernote.sh の80行目

NN_CLASSPATH=$NN_CLASSPATH:$NEVERNOTE/commons-lang-2.4.jar

NN_CLASSPATH=$NN_CLASSPATH:$NEVERNOTE/lib/commons-lang-2.4.jar

とすれば良いようです。

未解決の問題、そして挫折

何かのタイミングで日本語が「????」のように文字化けするですよね…
正確には、日本語のみならずスペースやタブの数なんかもオカシクなります。
解決方法があるかもしれませんが、心が折れてしまいました… というわけで、今回はここまで。

参考

導入に際し、http://sourceforge.net/apps/phpbb/nevernote/viewtopic.php?f=3&t=11 がとても参考になりました。

*1:この QT Jambi、Nokia 傘下の会社で開発されていたんですが、去年で打ち切りとなりその後はオープンソースになっているそうです。

*2:本当は違う場所の方が良さそうですが、今回はお試しなので上記の記事やフォーラムで勧められている場所へ展開させます。